2022年09月26日

10月24日は「世界ポリオデー」、世界的なポリオ根絶のための推進日です

10月24日は「世界ポリオデー」、世界的なポリオ根絶のための推進日です

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ワクチンで予防できる疾病によって子どもたちが苦しむことがあってはなりません。世界ポリオデーに、ロータリーのポリオ根絶活動「endpolio」によってもたらされるインパクトについて学びましょう。
詳しくはこちらのサイトから:https://www.endpolio.org/ja/shi-jie-poriode

東京板橋セントラルロータリークラブは、国際ロータリーの一員として、世界的なポリオ根絶のための推進活動を行っています。

ポリオは日本では「小児まひ」と一般に呼ばれています。乳幼児が感染するとウイルスが脊髄に入り込み、主に手や足に神経まひを起こします。一度まひが起こると治療法はなく、リハビリを行うしかありません。予防策としてワクチン接種を行う必要があります。

国際ロータリーは過去35年以上にわたりポリオ根絶の活動を行ってきました。現在、ポリオがまだ存在する国はアフガニスタンとパキスタンのみとなっています。しかし、その他の国々でもポリオのない状態を維持していく必要があります。ポリオ根絶活動を今やめてしまうと、10年間のうちに、毎年ポリオによって身体まひとなる子どもが20万人になると予測されています。

東京板橋セントラルロータリークラブは会員全員によりポリオ根絶活動への寄附を継続しています。
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2022年09月19日

2022年9月16日、東京板橋セントラルロータリークラブ例会を開催しました/米山奨学生卓話

2022年9月16日、12:30〜、池袋西口の東武百貨店/本館14階「バンケットホール」にて、
東京板橋セントラルロータリークラブ例会を開催しました。

オミクロン株の感染拡大対策を行い、開催しました。

中国人米山奨学生から「日本での生活」をテーマに卓話がありました。下記のとおりです。
「2016年から日本に居ます。日本に来て一番に感じたのは、物価の高さです。中国に居た時は、生活費や学費を父母が出してくれていました。日本に来て、アルバイトを始めました。しかし、当時は日本語が上手ではなく、深夜の勤務しかありませんでした。大学院の研究とアルバイトの両立はほんとうにたいへんでした。研究の時間をとるために、奨学金をいかに取得するか考えました。そのためには日本語が大切です。日本に来て、良い経験ができました。日本に来るまでは、ご飯も作ったことがなければ、洗濯をしたこともありませんでした。父母の有難みに気付くことができました。
 今、研究をがんばりたい、医者になりたいと考えています。医者になって患者の痛みを減らしたいです。私の研究は、変形性膝関節症です。レントゲンを撮れば、症状が判明します。その原因はわからないとされていましたが、だんだんと解明されてきました。
 ロータリーの米山奨学金を1年半にわたっていただいています。私は米山奨学金があったおかげで、研究の時間をとることができ、昨年、日本整形外科学会で優秀ポスター賞をとることができました。しかし、私は米山奨学金に見合う価値を出しているでしょうか? 私は未だ出していないと考えています。これから、できることをがんばって、みんなのためになりたいです。それは、ロータリーのみなさんにお世話になっているからです」

また、2020-21年度に受け入れたラオス人米山奨学生(学友)も来会されました。現在、大学院の2年生とのことです。修士課程修了後は、日本での就職を希望しています。

ロータリーに興味を持つゲストもいらっしゃいました。大学時代から子ども食堂などにかかわっているとのことです。
posted by 東京板橋セントラルRC at 15:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月12日

2022年9月10日、東京板橋セントラルロータリークラブは、国際ロータリー第2580地区の地区大会に出席しました

2022年9月10日、東京板橋セントラルロータリークラブは、国際ロータリー第2580地区(東京北部・沖縄)の地区大会に出席しました。

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グランドプリンスホテル新高輪にて、嶋村文男ガバナーにより開催されました。大会テーマは「ロータリーに夢を」です。

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1.佐藤芳郎国際ロータリー会長代理(国際ロータリー理事)より国際ロータリー会長メッセージと国際ロータリー現況報告が行われました。ジェニファー・ジョーンズ国際ロータリー会長のコメント、「ロータリアンにはまだまだやれることがあるはず」を引用され、「将来に向かって、思いを描いて、実現していきましょう」と意訳されました。世界のロータリーの現状として、コロナの影響によりアジア、アフリカ以外は会員数が減少していることが報告されました(なお、アジアはインドのみ増えている)。世界的な会員増加の施策として、パイロットゾーンと基本戦略の紹介がありました。ゾーン管理構造の効率化(ガバナー制度含む)と言語・慣習・民族性等からの地域化です。また、会員が求めていることに向き合う必要があるとして、次のとおり例示しました。@社会奉仕(地域貢献)の機会をつくる、A人と人のつながりの機会をつくる、B職業人としての成長・リーダーシップ育成の機会をつくることです。

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2.嶋村ガバナーは奉仕の理念を携えてすべてのロータリー活動を推進することを示しました。たとえば青少年奉仕であれば、次世代を担うロータリーファミリーに成長の機会を提供し、ロータリーファミリーからお話しを聴き、それによりロータリアンも成長につながるとします。本大会にも多くのロータリーファミリーを呼び、ロータリアンとの交流の機会をつくります。また、クラブの課題解決について、会員のお話しを聴くことからとします。クラブコミュニケーションにより、それぞれのクラブの個性に沿った、思いやりのあるクラブをつくるとします。

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3.基調講演は、道下美里さん(東京2020パラリンピック女子マラソン視覚障害T12金メダリスト)により行われました。タイトルは「ともに輝くためにわたしたちができること」でした。終始ニコニコされ、その明るい声は聴く者を元気にさせます。道下さんは、小学校4年の時に難病を発病し、右目を失明しました。さらに、20代で左目も発症し失明。26歳から盲学校に通いダイエットを兼ねて走り始めました。右目はまったく見えず左目は光をぼんやり認識できるだけです。伴走者や協力者らとともに、チーム道下として金メダルを獲得しました。マイデータを収集、チーム道下で共有して、成果につなげています。自分を可視化しています。自分自身を分析し研究しています。たとえば、ストレス項目を6段階評価しています。分析をすれば、パターンが見えてきます。また、伴走者とのコミュニケーションも大切です。失敗した時に、何が原因か、話し合い、考え、改善しています。批判よりも提案、思考よりも行動です。チーム道下は感謝や幸福感を言葉にして、そのキャッチボールを行っています。継続と積み重ねにより、安定して結果を出せています。

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4.特別講演は、関場慶博さん(国際ロータリー第2830地区(青森)パストガバナー)により行われました。タイトルは「ポリオとロータリーと私」でした。弘前で小児科医をされています。20代の頃、アフリカ/ガーナで医療に従事されました。当時、発展途上国では、ポリオ患者は松葉杖もなく、地面をはいずり回っていることもありました。ポリオ患者の少年から、日本の子どもは100%予防接種ができていることを羨ましがられました。「ぼくたちは貧乏だから、予防接種ができない」と嘆いていました。これがきっかけです。その後、ロータリアン、ガバナーとなり、インドでのポリオワクチン投与活動(NID)を始めました。この活動は現在も継続されています(コロナな一時中断。来年再開予定)。現在、コロナの影響により予防接種の機会が制限され、結核、麻しん、そして、ポリオの感染増加が懸念されています。最近、ニューヨーク、ロンドン、イスラエルの下水で、ポリオが確認されました。ニューヨークでは1名の感染者が出ました。ポリオは1名の感染者が見付かると、100名の感染者がいるとされます。それらの地域では子どもへの接種をさらに進める必要があります。

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5.「ポリオとロータリーファミリー」を基調にパネルディスカッションが行われました。モデレーターは比留間孝司地区青少年奉仕部門長、パネリストは関場慶博さん、荒牧和沙さん(東京東江戸川ローターアクトクラブ会員)です。荒牧さんは、20代前半の頃、インドでのポリオワクチン投与活動(NID)に2回参加しました。これは嶋村ガバナーの熱意によりました。荒牧さんには忘れられない場面があります。日本であれば予防接種は、子どもは泣いているかもしれませんが、医師や家族は笑っていて和やかです。しかし。インドでは、子どものお母さんの顔が必死でした。ワクチン投与が大事なことだと実感しました。投与の後、お母さんが笑顔になったのを見て、涙しました。その時の動画を撮りました。今でもそれを見返して、心を新たにしています。子どもの健康はとても大事なことです。私は来年、母になります。ポリオワクチンの大切さを痛感しています。しかし、同年代の女性はそのことを知りません。日本には乳児・幼児のための4種混合ワクチンがありますが、ポリオに感染したらとりかえしがききません。もっとポリオの認知度を上げなくてはならないと考えました。特に、若い人たちに対してです。最後に、関場慶博さんから、若い人にポリオをどう伝えるか?について、若い人にロータリーはこういうものと説明し、後は例会に来てくださいでは不足です。たとえば、インドの子どもへのワクチン投与とつながりのようなインパクトが必要ではないでしょうか? また、若い人たちがそういった活動に参加するための支援が必要ではないでしょうか?とのコメントで閉じました。






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