2024年4月26日、12:30〜、池袋西口の東武百貨店/本館14階「バンケットホール」にて、
東京板橋セントラルロータリークラブ例会を開催しました。
船橋会員のご紹介でゲストがご来会されました。また、今月から1年間、当クラブでカウンセリングを行う、米山奨学生の鄭さんもご来会されました。大学院で経済政策を研究されています。
吉武優さん(青少年交換プログラム第55期派遣学生・ROTEX)から卓話をいただきました。テーマは「ROTEXから見た青少年交換プログラムについて」です。
吉武さんは、高校生の時に当クラブでカウンセリングを行い、2019-20年、スペインのガリシア地方に派遣されていました。現在は大学の医学部で学んでします。また、ROTEX(派遣学生学友)として派遣学生・来日学生のサポートをしています。
「スペインに派遣された直後は言葉の壁にぶつかりましたが、ホストファミリーがやさいく受け入れてくれました。ホストファミリーとの生活で、スペイン人の家族を大切にする文化を知ることができました。スペインは美食の国です。このおかげでホームシックにならずに済みました。日本では女子高でしたが、編入した高校は共学だったので多様性を学ぶことができました。
しかし、2020年、コロナによりヨーロッパがロックダウンになる中で、日本に突如帰国することになってしまいました。大切にしてくれた方々に挨拶もできませんでした。落ち込みました。その後、青少年交換プログラムの帰国報告会で心の区切りをつけることができました。
大学に入学後、ROTEXとして活動しています。派遣学生・来日学生のためのさまざまなイベントの企画・運営をしています。毎年8月のサマーキャンプ(来日学生に日本語や日本の習慣を学んでもらうための合宿)始まり、毎月の茶道体験、フィールドトリップ、そして、最大のイベントであるジャパンツアー(来日学生に東京以外の日本を知ってもらうためのバスツアー)です」
コロナ禍をはさみましたが、吉武さんからスペインに派遣されたことにより成長し、そして、次世代の来日学生・派遣学生のために励む姿を見せてくれました。