2024年10月26日、板橋区栄町にあります子ども食堂「みんなの食堂フラワー」を訪問しました
お笑い芸人がイベントを開催しており、子どもたちととともににぎやかにしていました。遊座大山にあるお笑い劇場所属の芸人たちです。こちらの子ども食堂を利用するのは、未就学児から小学校低学年とそのお母さんが多いようです。40名ほどが訪れていました。こちらは事前にお申込みされたお弁当をお渡しするスタイルです。お笑いイベントを観ながら、お母さんと楽しそうにお食事する子どももいました。
当日のお弁当の提供数は91個。子どもは無料、大人は300円です。中身は東京板橋セントラルロータリークラブの提供した、ぶりの竜田揚げと、鶏のから揚げ、きんぷら大根、ウインナー、玉子焼きです。子ども食堂に関心のある近隣の飲食店につくってもらっています。ぶりの竜田揚げについて、お食事されたお母さんと子どもから「美味しい」との感想を直接いただくことができました。
みんなの食堂フラワーの代表は松村さんです。6年ほど前に立ち上げました。初めはホットプレートなどでお食事を提供する簡単なものでした。子ども食堂を立ち上げたきっかけは「食べることは家族にとって大事です。笑顔になることができます」という思いからです。「お母さんがお食事をつくっている間、子どもに背中を向けることになります。子どもと会話ができません」。子ども食堂で提供したお弁当を一緒に食べれば、子どもとの会話の時間を長くとることができます。
スタッフは松村さん以外に5名ほどです。当日は1名のスタッフが先に帰ってしまったため、子ども食堂を利用するお母さんが2名ほどお手伝いされていました。子ども食堂は第1、3土曜日、月2回開催しています。
社会福祉協議会やフードバンク、飲食店、お笑い芸人、そして、子ども食堂を利用するお母さんなどいろいろな方とのつながりが、みんなの食堂フラワーを支えていました。