2024年11月11日

2024年10月10日、板橋区大山町にあります子ども食堂「ハッピー大山子ども食堂」を訪問しました

2024年10月10日、板橋区大山町にあります子ども食堂「ハッピー大山子ども食堂」を訪問しました。

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こちらはインターネットで申込みされたお弁当をお渡しするスタイルです。スタッフは2名です。代表の諸橋さんがお弁当をつくり、サポートの方が応対しています。たいへん忙しい中、スタッフが親子に声をかけていました。会場でお食事していたのは1組だけでしたが、子どもとお母さんとで楽しそうにお話ししていました。子どもはお代わりしていました。

当日のお弁当の提供数は70食。子どもは無料、大人は200円です。中身はジョージアの郷土料理「シュクメルリでした。鶏肉をガーリックソースで煮込みます。

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東京板橋セントラルロータリークラブの寄附したぶり竜田揚げは前回提供されました。前回も来ていたお母さんから「子どもにとても好評でした。親の分も食べていた」という感想をいただきました。諸橋さんからは「揚げるだけで提供できるのでとても楽でした」とのことです。

ハッピー大山子ども食堂は、諸橋さんが2年前、会場となっているハッピーロード大山商店街のキッチン・イベントスペース「かめやキッチン」の活用のために立ち上げました。地域貢献とコミュニティ形成を考えているようです。子ども食堂は第2、4木曜日、月2回開催しています。食事提供までの待ち時間に、氷川図書館の協力で読み聞かせを行うこともあります。

お仕事をされているお母さんが子ども食堂のある時だけは、夕ごはんをつくる負担から解放されて、子どもたちと一緒にお食事、お話しする時間を提供しているように感じました。
posted by 東京板橋セントラルRC at 16:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月04日

2024年11月1日、東京板橋セントラルロータリークラブ例会を開催しました/卓話「日本から見るパレスチナ問題」

2024年11月1日、12:30〜、池袋西口の東武百貨店/本館14階「バンケットホール」にて、
東京板橋セントラルロータリークラブ例会を開催しました。

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セイエド・イブラヒムさん(平和の声セミナー主催者)から「日本から見るパレスチナ問題」をテーマに卓話をいただきました。
「私は愛知県出身の「パキスタン系日本人」です。日本人なのかパキスタン人なのか、どちらでもないのかというアイデンティティの葛藤がありました。他民族多文化の都市、トロントに留学したことで自分を見付けました。日本の大学で日本の歴史、文化を学んでいます。ふり返ってみると、どのような民族でも人間の本質は似ていることに気付きました。たとえば、イスラム教にはラマダン(断食)がありますが、神道においても潔斎を行い、心身を清めることがあります。
パレスチナ問題のセミナーを主催しています。大震災の際、被災地でボランティアを行った時の「困った人がいたら駆けつける」という思いが根っこになっています。
人は他人との何かの違いを見付けて争っています。宗教という違いがなければ世界は平和になるのでしょうか? 1935年からの10年間、世界では1億人が亡くなりました。しかし、宗教が違うことが理由ではありません。その後、朝鮮戦争、ベトナム戦争が起こりました。同一民族でもイデオロギーの違いで争いました。
パレスチナでは、昨年10月7日以降、子どもだけで2万人が亡くなっています。この数は遺体が確認できたものに限ります。がれきの下の遺体は数えられていません。太平洋戦争中には、東京大空襲、広島原爆、長崎原爆で、子どもだけで4.5万人が亡くなりました。日本が戦争を始めたからといって、米国が一般市民や子どもを殺して良いことにはなりません。
パレスチナ問題には日本の役割があるはずです。核兵器を保有しているイスラエルと核兵器の生産を進めているイランが本格的に争えば、いつかは核戦争になる可能性があります。ロシアとウクライナもその危険があります。世界には北朝鮮、台湾など火種がたくさんあります。将来の世代に指をさされないために、今世界平和のためにできることをすべきです」

米山奨学生の鄭さんが来会されました。11月中旬、ボストンで開催される就活イベントに参加するとのことです。
posted by 東京板橋セントラルRC at 15:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月28日

2024年10月25日、東京板橋セントラルロータリークラブ例会を開催しました/卓話「子どもの貧困の現状と学習支援」

2024年10月25日、12:30〜、池袋西口の東武百貨店/本館14階「バンケットホール」にて、
東京板橋セントラルロータリークラブ例会を開催しました。

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櫻井優樹さん(認定特定非営利活動法人キッズドア 事業推進部門 第3事業部チーフ)から「子どもの貧困の現状と学習支援」をテーマに卓話をいただきました。キッズドアは子どもの学習支援や居場所事業などを行っています。板橋区では中高生を対象とする学習支援事業「学びiプレイス」を運営しています。当クラブはキッズドアと連携し、本年4月と8月、「学びiプレイス」の利用者を対象として東京地方裁判所の裁判傍聴企画を実施しました。

「キッズドアは2007年、子どもの学習を支援するNPO法人として設立されました。理事長がイギリスに家族で住むことがあり、その際、学校が文房具を無償で提供されていることを体験したのがきっかけです。2023年、高校生を中心に生徒2,000人の学習支援などを行っています。ボランティアは1,000人ほどです。
 貧困には絶対的貧困と相対的貧困がありますが、相対的貧困は目に見えない貧困といえます。全国の子どもの11.5%が貧困にあるとされています。以前は16.3%でしたが、格差は拡がっています。一人親世帯の場合、ほぼ2人に1人、44.5%が貧困にあるとされています。
 経済的困窮は不十分な衣食住、健康、保護者の心理、体験の不足、学習環境などにも影響します。たとえば貧困と学力の関係ですと、不十分な住環境ですと、落ち着いて勉強できません。また、仕事の忙しい親が勉強を見てあげられないということもあります。教育へのわずかな投資(パソコンの購入など)ができないということもあります。
「高校まで」とあたり前に思ってしまうように卒業後の進路にも親の影響があります。すなわち、貧困の世代間連鎖です。親の収入格差が子どもの教育格差であってはならないです。キッズドアは家庭、学校以外の第三の居場所を提供し、将来の夢を見付けるお手伝いをしています。スタートラインに立つまでの支援とその先に行くための支援です。
「学びiプレイス」は中高生を対象に、火曜日から土曜日まで1日2時間、板橋区内の会場で開催しています。定員は20名です。高い学力というのは経済的資本と文化的資本と社会関係資本から成り立っています。文化的資本は価値観や行動様式です。社会関係資本は周囲の人に支えられていると実感できることです。学習支援だけでなく、相談対応、交流の居場所提供、キャリア支援も行っています。相談対応は親や先生に相談できない場合などです。キャリア支援の事例としては、大学や企業の見学を行うことが将来を考える機会となり、モチベーションがアップして大学受験を目指すことにつながったということがありました。裁判傍聴イベントでは、参加した中高生から「貴重な体験ができた」「もっと大人の世界を知ってもっと考えたい」というコメントが寄せられました。
 子どもから未来を開いていきたいです。子どもが前に進むには周りの大人のサポートが必要です」

東京本郷ロータリークラブの松下さんが来会され、来年4月の地区大会のご案内をいただきました。

丸田青少年奉仕委員長から、10/20、東坂下のドイツ料理屋で開催された「青少年交換来日学生を囲む会」の報告がありました。青少年交換来日学生の希望で、ザウアーブラーテン(豚肉の煮込み料理。酢が効いている)をいただくことができました。

また、黒田ホストファミリーから、着物をレンタルして浅草寺を散策したとの報告がありました。青少年交換来日学生はとても喜んでくれました。


posted by 東京板橋セントラルRC at 15:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする